写経と硬筆習字

孤独の抒情(創作・読書)

最近はワープロ書きがほとんどで、自分の手で字を書くことがほとんどありません。

それが原因かどうかわかりませんが、たまにメモやノートを書くと、自分の字がとても雑になったと実感してます。

そこで、もっと美しい字体を目指したい。

また三日坊主になるかもしれませんが(苦笑)

そんなわけで、硬筆習字をしようと思い立ちました。最初はボールペンでやりますが、続けられるようになったら、万年筆(!)を買いたい。

だけど、ただただボールペンで書道の練習を繰り返しても、面白くない(過去にも何度か挫折した経験あり)。そこで、今回は少し工夫します。

それは写経です。写経を通して字体の練習(習字)もする。

これ、いいアイデアだと思いません?

そして、写経の素材として、般若心経だと少々気後れしちゃうので、あえて宗教色のない

老子道徳経

を写経することにしました。つまり「老子」です。

老子と言っても、全部写経すると膨大なので、特に有名な章のみをピックアップすることにしました。

先ずは私にとって最も印象深い第三十三章。これは「足るを知る」について述べている章です。

そして、特定の漢字を抜き出して、その漢字をボールペンで美しく書くコツをネットでしらべた上で何度か練習。

今日は「者」「知」「明」「有」「志」の五字。特に「明」「志」は私が苦手な字(綺麗に書けない字)なので、とても参考になった。

そして、第三十三章には以下があります。

強行者有志(努力をして行いつづけるのが、目的を果たしていることである)

一見すると、努力を否定するように思える老子の思想でも、きちんと努力することを評価してるのが少し意外で面白かった。

ここの意味は、金谷治の本では「目標をもって努力しているそこにこそ、すでに目標は達成されている」という解説でした。つまり、

努力して金持ちになった。さらに金を稼ぐためにさらに努力した。さらに金を稼ぐためにさらにさらに努力した。欲望は果てしない。最も尊いのは金持ちになったかどうかではなく、努力していることそのものである。

そんな意味かな?勝手な解釈です、はい😆

意味を吟味しながら、美しい字体を目指して写経するのは気持ちのよいものです。

でも、長年染みついた字体の癖はそう簡単に直らないので、しばらくこの第三十三章を写経したいと思います。そして、暗誦するくらいまで書いて朗読したいと思ってます。

老子だけでなく、論語もいいですね。孟子や韓非子も。

それに、李白や杜甫のような漢詩もいい。

硬筆をただ練習するのではなく、老子や漢詩を筆写しながらというのはとても面白い。奥深い世界に繋がっていくような気がします。

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