
小説のネタ自体は、これまでいくらでも思いついてきました。
でも、いざ物語として組み立てようとするとこれがなかなか難しい。ずーっと形にならなかったんです。
そんな私を変えてくれたのが ChatGPT 。
対話しているうちに、こっちの頭にポンポンとネタが浮かんでくる。それを投げると、ChatGPTが「こんなストーリーはどう?」と返してくる。
正直言って、そのストーリーは全然ダメ(笑)。
でも、それをきっかけにして「いや、ここはこうしたら面白いかも」「こっちの場面に変えたら新鮮かも」と自分の中でアイデアがどんどん広がっていくんです。
これには本当にびっくりしました。
生成AIとブレストしてみた
やっぱり一人で悶々と考えていてもダメなんでしょうね。
誰かと話すことでアイデアって出てくるんだなあと実感しました。プロの作家さんも編集者と相談しながらネタを膨らませることがあるそうですが、それに近い感覚。まさにブレストです。
ただし、ChatGPTに「社会派小説っぽいネタを出して」と頼んでも、出てくるのはリアリティのないボツ案ばかり。
でも、「ここを修正すればいけるかも」「あの場面を別の状況にしたら面白そう」と、自分の頭が刺激されて、結果的に新しい発想につながる。そういう使い方が一番しっくりきました。
清張風の社会派ネタが完成!
そんなやり取りを続けていたら、なんと松本清張風の社会派短編のネタがひとつ完成しました。
主人公は大学教員。特許をめぐる話なんですが、これ以上書くとネタバレになるので秘密にしておきます。
ChatGPTとは「どうやったらリアリティが出るか」でかなり議論しました。
最終的に「読者を置き去りにする清張っぽいラスト」に落ち着き、全体は2万字くらい、7セクション構成。『張り込み』や『或る「小倉日記」伝』くらいのボリュームをイメージしています。
伏線もそこそこ自然に織り込めたし、現実感もちゃんとある。自分的にはかなり満足できるネタになりました。
ChatGPTに持ち上げられる(笑)
試しにChatGPTに「このネタ、文学賞レベルか?」と聞いてみたら、
「筆致も含めた総合評価だから断言はできないけど、アイデアだけを見れば現代的だし終わり方もいい。現代の清張と言ってもいいかも」
と、まあいい感じに持ち上げられました(笑)。
ChatGPTでありがちなリップサービスだと思いますが、科研費の調書を見てもらったときはバッサリ「ここが弱い」と言われたこともあるので、今回はそこまで悪くないんだろうなと。
土日の二日間で一気に形にできたのもあって、これは自分にとって大きなブレイクスルーでした。「ああ、こういう視点でアイデアを練ればいいんだな」と、コツを掴めた気がします。
文章は人間が書くもの
ただ、最後のエンディング部分だけChatGPTに書かせてみたんですが……これがひどい(笑)。
全部説明しちゃっていて、読者に考えさせる余地がゼロ。
やっぱり小説は人間が書くものですね。生成AIはまだ「ネタ出しの相棒」くらいがちょうどいい。
私自身、まだ文体が固まっていないので、まずはそこを鍛えていこうと思います。
この作品を書き上げたら、どこかの文学賞に応募してみたい。
応募できたら、このブログでまた報告しますね。
目標は定年退職する65歳を目処にデビューすること!
ベストセラー作家は目指しませんが,老後のやりがいのために書いていきたいですね。

名前:吉川蒼翠
職業:小説家志望の理系研究者
年齢:53歳
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