短編2編、長編1編のアイデア

孤独の抒情(創作・読書)

最近,小説の構想を練るのが楽しくて仕方ない。

短編小説2つの全体構成が完成した。

1つ目は、ある芸術家とそこに弟子入りした若い人の話になります.どんでん返しはないけど,現代社会の安易な風潮を皮肉った感じのストーリーです.最後で「あ!」と思わせて,そのまま読者を突き放して終了,というスタイル。

ChatGPTからは「寓話的」と評価された。それはそれでいいんだけど,寓話よりもう少しリアリティを持たせるためにキャラの役割にコントラストをつけて,単純な二項対立にならないようにした。

 

そしてもう一つはある研究者の話。大学の研究室再編で不遇な環境に置かれてしまった准教授の先生が,あることをきっかけに復讐を目論むが・・・という内容。

こちらはなかなか終わりが自然で辻褄が合うので,我ながらいい感じ.最後で「ええ?!」と読者に思わせて,そのまま終了。

どちらも私が大好きな松本清張らしい「読者の突き放し」を意識してますが、特に後者は最後の落としで強烈な皮肉を加えました。

社会派というほど大袈裟な作品ではなく,ほんの小品にすぎませんが,私の処女作として自分なりには満足のいくストーリー構成になったと思います。

さて、あとは書くだけ。

今度は長編小説を構想してみた

またChatGPTと議論して,今度は長編小説の構成を考えてみることにしました。長編なので,かなり壮大なテーマになる。

何をテーマにしようかとぼーっと考えていた時,先月シンガポールに出張した時にブキ・ティマ自然保護区で,日本軍がイギリス軍に攻撃した,という看板をみたことを思い出した(写真)。

「なるほど,軍人を小説にするのもいいな」

と思ったので,太平洋戦争を舞台にした小説にしようと思った。そして,ある軍人を主人公として考えました。

実在の人物ですが,最初はサイコパス的な人格として描こうかと思いましたが,ウィキペディアでこの方の人生やエピソードをざっと読んだところ,とんでもなく人間的魅力に溢れたカリスマだということが分かったので方針転換。

サイコパス路線は辞めて,英雄伝にしようと思いました。

当初イメージしたのは,百田尚樹「海賊と呼ばれた男」のような展開。だけど,ふとあることに気づいてやめました。

軍人を扱う際のリスク

軍人(特に高級将校)を主人公にするので,英雄伝のように書いてしまうと,まるで戦争賛美のような小説になってしまいかねない。その辺を慎重に書き分けられるほど,まだまだ私の文筆力は高くありません(特にこの人はB級戦犯で死刑になった)。

もし万が一,中韓の人たちが読むことがあったら,たとえ戦争賛美でなくともB級戦犯を英雄視した内容は大きな反発がある。そんな懸念があったのです。

また,軍人を英雄伝としてしまうと,ストーリーが単調になりやすいような気がしてきた。

そこで,軍事的な英雄として書くのではなく,この人の人格的な魅力を全面に出しつつ,時代やマスコミに翻弄されていく姿をメインに描こうと思った。

実際の生涯をより詳しく読んでいくと,確かに時代の波に大きく翻弄されていく様子がよくわかります。そこをテーマにした方がいいかな。

全体を貫く大きなテーマ

さらに史実にそって大きく第1編〜第4編でまとめて書き出してみると,最後の最後で戦勝国アメリカの独善と欺瞞が明らかになった。それは,当時のアメリカ人法律家でさえ首を傾げるようなものだったと言います。

それを知った時,物語を作る上でこのエピソードはとても都合がいい!とピンときました。

そして,全体を貫く大きなテーマを見出して,タイトルもそれに絡めた。

ChatGPTに相談してみると,

という回答。まぁ,ChatGPTなのでどこまで信じられるか微妙だけど(私としては,今回の長編小説は松本清張より山崎豊子をイメージしたんだけどね・・・)

長編となるとなかなか構想が難しいと思ってましたが,こういう感じで骨組みを作っていけばいいのかと少しだけ手掛かりが掴めた感じ。

なんて偉そうなことを言ってますが,まだ1行も書き始めていないので,スタートすらしてませんけどね(苦笑)。

だけど,今まで八方塞がりで何一つ構想を練ることができなかった私にとって,1つの大きなハードルを超えたような気がします。

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